Ubs Group Ag2026-Q2
UBSグループAGの2026年第2四半期13F届出で最大の動きはMUの買い増しであり、+$10.71Bの新規資金がこのポジションの組入比率を0.51%から1.80%へと押し上げた。
TL;DR: UBSグループAGの最新13Fは、より忙しく、より集中したポートフォリオを描く。保有銘柄数は9112から9044へ減少、売買回転率は0.270371から0.317383へ上昇、HHI集中度も0.005053から0.006318へ拡大した。新規資金はMU・LLYならびにSPY・QQQの2つの代表的ETFへ向かい、XOM・GLD・HYG・LQDは削られ、NVDAを筆頭に複数の上位ポジションは売り減らしされながらもドル建て価値が上昇した——株価の上昇が売却した株式の価値を上回ったためである。
By the Numbers
| 銘柄 | 売買 | 価値変化 |
|---|---|---|
| MU | 買い増し | +$10.71B |
| SPY | 買い増し | +$9.21B |
| NVDA | 売り減らし | +$2.52B——実際の売却。増加分は株価上昇によるものであり、買いではない |
| 84615Q103 | 新規買い | $2.93Bのポジションを構築 |
| HON | 全量売却 | $1.06Bのポジションが消滅 |
帳面の上では、今四半期は事務的な整理に見える。6月30日時点の保有銘柄数は9044と、3か月前の9112から減少した。だがその裏での売買は決して事務的ではなかった。売買回転率は0.270371から0.317383へ上昇し、HHI集中度は0.005053から0.006318へ拡大——構成要素は減らしながら、確信の比重は増やしたのである。
その確信はまず買い側に表れた。MUには+$10.71Bが投じられ、届出の上位異動の中で最大の単一かつ能動的な買い増しとなり、組入比率は0.51%から1.80%へ上がった。LLYがこれに続き+$9.62Bを積み増し、組入比率は0.63%から1.76%へ。UBSは代表的な2つのETFも大量に買い増した。SPYは+$9.21B(組入比率1.98%から2.85%へ)、QQQは+$6.48B(1.57%から2.15%へ)の増加である。既存の大型ポジションにも新規資金が流れ込み、AMZN、GOOGL、AVGO、AAPL、MSFT、JPMがすべて買い増しリストに名を連ねた。ただしMSFTの組入比率は2.23%から2.16%へ下がっており、ポートフォリオのその他の部分がそれ以上に膨らんだ結果である。
NVDAは今四半期の静かな矛盾である。UBSは期間を通じてNVDA株を売り続けながら、ポジション価値はそれでも+$2.52B増えた——株価の上昇が売りを追い抜いたのである。
この矛盾は売り減らし欄の全域を貫く。NVDA、TSM、AMD、INTC、MRVL、PANW、さらにはUBS自身の株式(ティッカーUBS)まで、いずれも今四半期に能動的に売り減らしされた。いずれのケースも「株式は売り減らしされた(実際の売却)が、株価の上昇が売却した株式の価値を上回ったため、ドル建て価値は逆に増加した」のであり、買いは一切含まれていない。NVDAの組入比率は2.95%から2.82%へ小幅に低下した一方でポジションは+$2.52B膨らみ、AMDは同じ価格主導のメカニズムによって0.44%から1.02%へ比率を高めた。
あらゆるローテーションには原資が要る。売り側がそれを供給した。XOMは大きく売られ、-$2.49Bがポジションから流出して組入比率は0.55%から0.15%へ下がった。ETFのポジションも並行して縮んだ(GLD-$2.09B、HYG-$1.34B、LQD-$1.09B、EEM-$1.17B)。HONは全量売却され、$1.06Bのポジション価値が帳簿から消えた。そこへ割込んだのが全新規のライン、識別子84615Q103であり、$2.93Bを投じて0.37%の組入比率で立ち上がった。セクター別の収支もこの傾斜を裏付ける。情報技術のマッピング済みウェイトは0.3096から0.3599へ上昇、ヘルスケアは0.0898から0.1026へ拡大した(LLYとUNHが同期間に新規資金を取り込んだ)。一方、エネルギーは0.0542から0.036へ、生活必需品は0.0452から0.0374へ後退。金融はJPMへの+$2.57Bの買い増しがあったにもかかわらず、0.1334から0.1257へ小幅に低下した。
一つひとつの数字を剥がしても、残る輪郭はひとつしかない。9044の保有銘柄を抱え、0.317383の売買回転率で動き、集中度をHHI0.006318まで深めながら、MUやLLYといった少数の大きな確信へ重心を寄せたポートフォリオである。次の四半期が何をもたらそうと、UBSが今四半期にしたのは自分の勝ち馬へさらに賭けること——そして市場自身の上昇に、その重さの一部を担わせることだった。