Creative Planningの2026年第1四半期13F報告書から見えるのは、大型アドバイザリーファームが明確に動いた姿だ。債券と国際株式ETFを幅広く買い増す一方、中核の米国大型株ファンドを一部削減。セクター比重は情報技術からエネルギーへと明確にシフトした。保有銘柄数は3,875から4,078に増加し、ターンオーバー率は0.097683に抑制されている。これは「リバランスと拡張」の四半期であり、「全面入替え」の四半期ではない。
- BSV(買い増し):短期債券ETFは +$873.9M 増加、ウェイトは 1.47% から 1.99% へ上昇。
- SPDW(買い増し):米国を除く先進国株式ETFは +$551.7M 増加、ウェイトは 3.98% から 4.14% へ上昇。
- SPMD(買い増し):米国中型株ETFは +$356.7M 増加、ウェイトは 3.84% から 3.88% へ上昇。
- AGG(買い増し):米国コア債券ETFは +$329.2M 増加、ウェイトは 0.76% から 0.94% へ上昇。
- AVUV(買い増し):小型バリューETFは +$309.2M 増加、ウェイトは 1.38% から 1.51% へ上昇。
- IEMG(買い増し):新興国株式ETFは +$289.1M 増加、ウェイトは 3.67% で横ばい。
- VONV(買い増し):米国バリューETFはほぼゼロから2億8,020万ドル規模に増加、ウェイトは 0.00% から 0.19% へ上昇。
- MSFT(買い増し):実際の買い付け——株数は増加——だが、株価下落が買い増し分を上回ったため、ドル建て評価額は -$268.5M 減少。これは売却ではありません。
- AVDV(買い増し):国際小型バリューETFは +$251.6M 増加、ウェイトは 1.52% から 1.61% へ上昇。
- VONG(買い増し):ラッセル1000グロースETFはほぼ倍増、ウェイトは 0.01% から 0.16% へ上昇。
- BND(買い増し):米国全市場債券ETFは +$214.8M 増加、ただしポートフォリオ全体の成長が上回ったためウェイトは 6.24% から 6.06% へ低下。
- VV(買い増し):大型株ETFは実際の買い付けだが、株価下落が買い増し分を上回り、ドル建て評価額は -$181.2M 減少。売却ではありません。
- XLRE(買い増し):不動産セクターETFは +$163.0M 増加、ウェイトは 1.29% から 1.33% へ上昇。
- SCHF(買い増し):国際大型株ETFは +$160.3M 増加、ウェイトは 0.72% から 0.79% へ上昇。
- IDEV(買い増し):先進国ETFは +$147.6M 増加、ウェイトは 1.04% から 1.08% へ上昇。
- SCHX(削減):米国大型株ETFは -$146.0M 減少、ウェイトは 1.61% から 1.43% へ低下。
- XOM(買い増し):エクソンモービルは +$135.6M 増加、ウェイトは 0.17% から 0.26% へ上昇。
- DFAS(買い増し):米国小型バリューETFは +$135.5M 増加、ウェイトは 1.24% から 1.27% へ上昇。
- SPY(削減):S&P 500 ETFは -$133.4M 減少、ウェイトは 1.47% から 1.30% へ低下。
- VXF(買い増し):拡張市場ETFは +$130.4M 増加、ウェイトは 0.07% から 0.16% へ上昇。
- REET(買い増し):グローバル不動産ETFはごく小規模な起点から構築、ウェイトは 0.00% から 0.09% へ上昇。
- VTEB(買い増し):非課税債券ETFは +$114.7M 増加、ウェイトは 0.90% から 0.93% へ上昇。
- VWOB(買い増し):新興国ソブリン債ETFはほぼゼロから1億1,480万ドル規模に構築、ウェイトは 0.00% から 0.08% へ上昇。
- SPHY(買い増し):ハイイールド社債ETFはほぼゼロから1億1,050万ドル規模に構築、ウェイトは 0.00% から 0.08% へ上昇。
- IAGG(買い増し):国際総合債券ETFは1億1,900万ドル規模に構築、ウェイトは 0.01% から 0.08% へ上昇。
- SCHE(買い増し):新興国株式ETFは +$97.7M 増加、ウェイトは 0.44% から 0.49% へ上昇。
- SCHC(買い増し):国際小型株ETFは +$80.2M 増加、ウェイトは 0.04% から 0.09% へ上昇。
- BRK-B(削減):バークシャー・ハサウェイは -$75.2M 減少、ウェイトは 1.03% から 0.92% へ低下。
- CVX(買い増し):シェブロンは +$74.5M 増加、ウェイトは 0.08% から 0.13% へ上昇。
- VGIT(買い増し):中期国債ETFは +$73.2M 増加、ウェイトは 0.77% から 0.78% へ上昇。
- MUB(買い増し):地方債ETFは +$73.2M 増加、ウェイトは 1.04% から 1.03% へわずかに低下。
- COST(買い増し):コストコは +$70.6M 増加、ウェイトは 0.16% から 0.20% へ上昇。
- VTI(買い増し):米国全市場株式ETFは実際の買い付けだが、株価下落が買い増し分を上回り、ドル建て評価額は -$70.5M 減少。売却ではありません。
- JNJ(買い増し):ジョンソン・エンド・ジョンソンは +$69.9M 増加、ウェイトは 0.18% から 0.22% へ上昇。
- SPTM(買い増し):米国全市場ETFは +$61.7M 増加、ウェイトは 0.19% から 0.22% へ上昇。
- AMAT(買い増し):アプライド・マテリアルズは +$61.1M 増加、ウェイトは 0.11% から 0.15% へ上昇。
- IVV(買い増し):iShares Core S&P 500——当ファンド最大の保有——は実際の買い付けだが、株価下落が買い増し分を上回ったため、ドル建て評価額は -$59.7M 減少。売却ではありません。
- SPSB(買い増し):短期債券ETFは +$58.5M 増加、ウェイトは 1.10% から 1.08% へわずかに低下。
- TCAF(買い増し):債券ETFを5,770万ドル規模で新規構築、ウェイトは 0.00% から 0.04% へ上昇。
- VO(削減):中型株ETFは -$55.6M 減少、ウェイトは 1.75% から 1.62% へ低下。
- ORCL(削減):オラクルは -$55.2M 減少、ウェイトは 0.15% から 0.11% へ低下。
- CAT(買い増し):キャタピラーは +$55.2M 増加、ウェイトは 0.15% から 0.18% へ上昇。
- SPYM(買い増し):S&P 500高配当ETFは実際の買い付けだが、株価下落が買い増し分を上回り、ドル建て評価額は -$55.0M 減少。売却ではありません。
- TSLA(買い増し):テスラは実際の買い付けだが、株価下落が買い増し分を上回り、ドル建て評価額は -$52.4M 減少。売却ではありません。
- VYM(買い増し):高配当ETFは +$49.2M 増加、ウェイトは 0.37% から 0.39% へ上昇。
- MU(買い増し):マイクロンは +$47.3M 増加、ウェイトは 0.06% から 0.09% へ上昇。
- WMT(買い増し):ウォルマートは +$46.8M 増加、ウェイトは 0.19% から 0.22% へ上昇。
- AZN(新規買い):アストラゼネカを新規保有、4,600万ドルのポジション、ウェイトは 0.03%。
- META(買い増し):Metaは実際の買い付けだが、株価下落が買い増し分を上回り、ドル建て評価額は -$45.4M 減少。売却ではありません。
- SCHG(削減):大型グロースETFは -$41.7M 減少、ウェイトは 0.10% から 0.06% へ低下。
今四半期の動きは明確なバーベル戦略だ。Creative Planningは新規資金を短期債券、国際先進国・新興国株式、不動産に振り向ける一方、中核のSPY、SCHX、BRK-Bを削減している。VWOB、SPHY、IAGG、TCAFの新規構築は端数処理の誤差ではない。前四半期には事実上存在しなかった「マルチアセット・インカム・スリーブ」を本格的に作り始めた証拠だ。
「買い増しなのにドル建て評価額が減少」した大型保有(IVV、VTI、MSFT、TSLA、META、VV、SPYM)が最重要のシグナルだ。株数を増やしてもポジションのドル価値が減るということは、株価下落が主役であり、これは損切りでも静かな撤退でもない。同社は大型グロースの弱さに逆張りで買い向かい、同時にファクター型ファンドで代替できる安価な大型グロース・ベータを削っている。
- 主要ポイント:
- Creative Planningは債券を全域で買い増し(BSV、AGG、BND、VGIT、SPSBに加え、VWOB、SPHY、IAGG、TCAFを新規構築)、ポートフォリオを明確にディフェンシブへ傾斜させた。
- 中核の米国株保有(IVV、VTI、VV、SPYM、TSLA、MSFT、META)は全て純買いだが、株価下落によりドル建て評価額は減少——弱気環境下での確信の表れであり、分配売りではない。
- セクター比重は情報技術(36.9%から34.42%へ低下)からエネルギーと公益事業(各4.55%、2.56%へ上昇)へシフトし、バリュー&インカム傾斜を強めた。
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