Sg Americas Securities2026-Q1
SG Americas Securitiesの2026年第1四半期13F報告は、最大保有銘柄NVDAを完全に売却し、AVGO・GOOGL・JPMへ資金を大きく振り向け、情報技術セクターの比率を大幅に引き下げたことを示している。
| ティッカー | アクション | 価値の変化 |
|---|---|---|
| NVDA | 全売却 | 注目すべき変化 |
| AVGO | 買い増し | +$2.82B |
| AAPL | 減らし | -$1.65B |
| AMZN | 買い増し | -$324.5M(買い増しだが価値は減少。売却ではない) |
| JPM | 買い増し | +$2.59B |
NVDAは前四半期時点でファンド最大の保有銘柄であり、ウェイトは9.00%。今回の13Fでは全売却となり、$7.05B相当のポジションを全額処分した。セクター別では情報技術が0.494から0.3206へ低下し、コミュニケーション・サービスが0.1412から0.2422へ上昇。当期のターンオーバーは0.748061で、受動的な調整ではなく能動的な組み替えだったことを示している。
AVGOは+$2.82B増加し、ウェイトは4.83%から7.11%へ上昇。GOOGLは+$2.63B、JPMは+$2.59Bの増加で、JPMのウェイトは2.56%から4.94%へ拡大した。MU、META、GOOGにも大幅な買い増しが入っている。
AMZNは実際に買い増し(株数は増加)だが、株価の下落幅が追加購入分の価値を上回ったため、ドル建て価値の変化は-$324.5Mとなった。提出データには「売却ではない」と明記されている。ウェイトも価格下落により1.66%から1.05%へ低下している。13Fを読む際は、株数変化と市場価値変化を分けて見る必要がある。
AAPLの価値は-$1.65Bに変化し、ウェイトは4.37%から1.90%へ低下。MSFTも-$1.26Bの変化となった。またCSCO、GEV、TSM、MDT、BAは全売却となり、HON、V、ORCL、NOW、CRM、WMB、CTASなども減らされた。保有銘柄数は3,598から3,176へ減少している。
金融セクターは0.104から0.1409へ、ヘルスケアは0.0781から0.1153へ上昇し、JPM、JNJ、BMYの買い増しと方向が一致している。一般消費財は0.0823から0.0778へ低下し、コミュニケーション・サービスの0.1412から0.2422への上昇が最大のセクター変化となった。大型テックから他セクターへの資金移動が鮮明に表れている。
この報告書は単一の機関が1四半期で行った高回転・高集中の能動的な組み替えを示すものであり、市場コンセンサスではない。外部投資家にとって重要なのはNVDAの全売却と、AVGO・GOOGL・JPMへの大規模な買い増しだが、13Fは遅延情報であり空売りも含まれないため、スナップショットとして捉えるのが適切で、そのまま模倣するべきではない。