韓国国民年金(NPS)の2026年第1四半期13F提出書類は、テック株の下落に逆行して買いを入れるファンドの姿勢を浮き彫りにした。保有銘柄数は562に増え、売買回転率は0.130803へ低下、ハーフィンダール指数は0.016883へ縮小した。結果的にポートフォリオは、下落した大型テック株とエネルギー株へのエクスポージャーを増やしつつ、値上がりの一部銘柄で利益確定を行った形だ。
- MSFT:買い増し — 価値は-$1.49B、ウェイトは5.20%から4.19%へ低下。提出書類の注記は『株式は追加取得(実際の買い)だが、株価下落が追加分を上回ったためドル建て価値は下落——売却ではない』と説明する。
- NVDA:買い増し — 価値は-$402.7M、ウェイトは6.92%から6.79%へ低下。同じ注記:『株式は追加取得(実際の買い)だが、株価下落が追加分を上回ったためドル建て価値は下落——売却ではない』
- AAPL:買い増し — 価値は-$336.4M、ウェイトは6.08%から5.98%へ低下。同じ注記:『株式は追加取得(実際の買い)だが、株価下落が追加分を上回ったためドル建て価値は下落——売却ではない』
- AMZN:買い増し — 価値は-$322.7M、ウェイトは3.39%から3.23%へ低下。同じ注記:『株式は追加取得(実際の買い)だが、株価下落が追加分を上回ったためドル建て価値は下落——売却ではない』
- META:買い増し — 価値は-$355.1M、ウェイトは2.25%から2.04%へ低下。同じ注記:『株式は追加取得(実際の買い)だが、株価下落が追加分を上回ったためドル建て価値は下落——売却ではない』
- GOOGL:買い増し — 価値は-$223.8M、ウェイトは2.89%から2.79%へ低下。同じ注記:『株式は追加取得(実際の買い)だが、株価下落が追加分を上回ったためドル建て価値は下落——売却ではない』
- GOOG:買い増し — 価値は-$216.7M、ウェイトは2.41%から2.31%へ低下。同じ注記:『株式は追加取得(実際の買い)だが、株価下落が追加分を上回ったためドル建て価値は下落——売却ではない』
- XOM:買い増し — 価値は+$488.5M、ウェイトは0.83%から1.22%へ上昇。
- CVX:買い増し — 価値は+$262.2M、ウェイトは0.49%から0.70%へ上昇。
- APP:減らし — 価値は-$251.7M、ウェイトは0.35%から0.17%へ低下。
- COP:減らし — 価値は+$119.0M、ウェイトは0.23%から0.32%へ上昇。提出書類の注記は『株式は削減(実際の売り)だが、株価上昇が削減分を上回ったためドル建て価値は上昇——買いではない』と説明する。
- MU:減らし — 価値は+$100.6M、ウェイトは0.64%から0.74%へ上昇。同じ注記:『株式は削減(実際の売り)だが、株価上昇が削減分を上回ったためドル建て価値は上昇——買いではない』
- KLAC:減らし — 価値は+$93.1M、ウェイトは0.33%から0.41%へ上昇。同じ注記:『株式は削減(実際の売り)だが、株価上昇が削減分を上回ったためドル建て価値は上昇——買いではない』
- MRSH:全売却 — 先前の価値は$211.6Mで、ポジションを完全に消した。
『買い増し』リストのパターンは明白だ。NPSはMSFT、NVDA、AAPL、AMZN、META、GOOGL、GOOGの各銘柄で、ドル建て価値が下がったにもかかわらず純買いだった。注記は『株式は追加取得(実際の買い)だが、株価下落が追加分を上回ったため価値は下落——売却ではない』と明示する。これは弱気相場での積み増しであって、静かな撤退ではない。
一方、『減らし』リストは利益確定と読める。COP、MU、KLAC、GLW、WDC、MRKは売却されたが、注記は『株価上昇が削減分を上回ったため価値は上昇——買いではない』と明示する。値上がり銘柄で利食いし、下落した大型テック株への買い増し資金に回す——低回転ポートフォリオの教科書的なローテーションだ。NPSは回転率0.130803でそれを実現した。
重要ポイント
- NPSは大型テック株を買い増し。価値の下落は価格変動によるもので、売却ではない。
- COP、MU、KLACなどの利益確定で得た資金をエネルギー株とテック株の追加取得に振り向けた。
- ポートフォリオの分散が進み、ハーフィンダール指数は0.016883へ低下、ITセクターの比率は33.52%に縮小した。
National Pension Serviceの四半期ごとの保有内訳を詳しく見る(AlphaSMO)。