Lpl Financial2026-Q2
LPLフィナンシャルLLCの2026年Q2(2026年6月30日終了の四半期)13F届出書は、巨大アドバイザリー・プラットフォームが顧客資産を幅広い市場に連動するインデックスETFやテクノロジー比率の高いファンドへ振り向け、個別株については選別的に積み増した実態を映している。
Quick Stats
| ティッカー | 売買 | 価値変動 |
|---|---|---|
| IVV | 積み増し | +$3.50B |
| QQQ | 積み増し | +$1.75B |
| MU | 積み増し | +$1.33B |
| SPY | 売却(トリム) | +$921.1M(実際の売却だが、株価上昇幅が売却分の時価を上回ったため評価額は増加──買いではない) |
| EFV | 売却(トリム) | -$517.1M |
目玉となったのはIVVで、+$3.50Bの増加を記録し、組入比率は2.01%から2.49%へ上昇した。QQQも+$1.75Bの増加で、比率は1.63%から1.77%へ引き上げられた。より小型なインデックス商品も足並みを揃え、SPYMは1.19%から1.25%へ、QQQMは0.66%から0.80%へと、いずれも実際の口数増加によるものだ。積み増しとして記録されたNVDAとAAPLですら、比率はそれぞれ1.55%から1.54%へ、1.60%から1.58%へと小幅に低下しており、ポートフォリオ全体の膨張スピードがこれらの保有を上回ったことを示す。
マイクロン(MU)が最も目を引く個別銘柄の動きを見せ、+$1.33Bの増加で組入比率は0.12%から0.40%へ跳ね上がった。キャタピラー(CAT)も新たな資金を呼び込み、+$479.3Mの増加で比率は0.21%から0.28%へ上昇した。ブロードコム(AVGO)は0.55%から0.59%へ上昇し、アルファベットの2銘柄もそろって増加した。GOOGLは0.68%から0.73%へ、GOOGは0.00%から0.00%へ移行した。アマゾン(AMZN)も積み増しされたが、他の伸びが上回ったため比率は0.93%から0.92%へわずかに低下した。
届出書はこの点を明記している。株数は売却(トリム)された(実際の売却)が、株価上昇幅が売却分の時価を上回ったためドル建て評価額は増加した──買いではない。SPYの価値変動は+$921.1M、組入比率は1.76%から1.69%へ低下した。この比率の低下こそが決め手で、6月30日時点のSPY保有口数は四半期初より少ない。注釈がなければ、増えた評価額を買い増しと読み違えるところだった。
見られる。AMD、VTI、BAIの3銘柄はすべて同一の注釈を付されている。AMDは評価額が+$908.1M増加した一方で、組入比率は0.13%から0.32%へ低下した。ここでも株数は売却(トリム)された(実際の売却)が、株価上昇幅が売却分の時価を上回ったためドル建て評価額は増加した──買いではない。VTIは価値変動+$501.9Mで比率が0.88%から0.86%へ、BAIは変動+$499.9Mで比率が0.24%から0.31%へそれぞれ推移した。3銘柄とも比率の低下が口数の実際の減少を裏付けている。
情報技術のポートフォリオ占有率は31.07%から36.46%へ上昇し、テクノロジー系ファンドへの主体的な積み増しがこれを後押しした。XLKは0.55%から0.68%へ、SMHは0.29%から0.43%へ比率を高めている。金融は12.57%から10.55%へ、エネルギーは5.21%から4.04%へ、生活必需品は6.10%から5.37%へそれぞれ低下した。SPYG、IVW、VUGといったグロース寄りのETFの積み増しも同じ方向を向いた。ハーファインダル集中度は0.004241から0.004417へ小幅に上昇し、テクノロジー比率の高い一部の銘柄群へ傾斜する構図と整合的だ。
IALTは上位の変更の中で唯一の新規買いであり、組入比率0.14%、評価額$609.6Mでポートフォリオに加わった。その他の注目すべき動きはすべて、既存ポジションの積み増しか売却だった。この規模のまったく新しいラインは、価格変動によるドリフトではなく、意図的なアロケーション判断を意味する。
EFVが最も明快な売却対象で、価値変動は-$517.1M、組入比率は0.41%から0.23%へ落ちた。SPY、AMD、VTI、BAIとは異なり、ドル建て評価額が売却と同じ方向に動いたため、シグナルを曇らせる要素は何もなかった。売却リストにはSPY、VTI、AMD、BAIも含まれるが、これらの評価額の増加は株価上昇を反映したものであり、買いを意味しない。全体として今四半期は、ポートフォリオ内のローテーションであって全面的な撤退ではない。
LPLの2026年Q2の運用は、幅広い株式エクスポージャーと半導体へ明確に傾き、情報技術の比率は36.46%に達した。注釈付きのSPY、AMD、VTI、BAIの行は、13Fのドル建て変化が価格変動と口数の意思決定を混ぜ合わせたものであること、したがってウエート欄のほうがしばしば実態を忠実に伝えることを思い起こさせる。5,997の保有銘柄と申告ターンオーバー0.0(前期は0.143361)という数字は、目に見える売買活動が巨大で大部分がパッシブなプラットフォームの上部にある少数の大型ETFラインに集中していることを示している。