Geode Capital Management2026-Q1
GEODE CAPITAL MANAGEMENT, LLCが2026年第1四半期(2026-Q1)の13F提出書類を開示した。大規模なハイテク株の買い増しとエネルギー株の一部売却が行われた一方で、株価の急変動によりアクションと評価額の方向性が逆転する現象が多く見られた。
| Ticker | Action | Value Change |
|---|---|---|
| MSFT | Add | -$18.45B(買い増しだが株価下落影響) |
| NVDA | Add | -$4.88B(同) |
| XOM | Trim | +$4.64B(売却だが株価上昇影響) |
| AAPL | Add | -$3.73B(同) |
| AMAT | Add | +$2.71B |
今期のGEODEのトップホールディングスを見ると、マイクロソフト(MSFT)、エヌビディア(NVDA)、アップル(AAPL)などはいずれも「買い増し(Add)」というアクションが取られている。ところが、データ上の評価額の増減は軒並みマイナスだ。これは、運用会社が実際に株数を買い増したにもかかわらず、同期間の株価下落幅が買い増しの効果を上回ったためである。同社はこれを「shares were added, but the dollar value fell because the stock price dropped more than the added shares were worth — NOT a sell」と注記しており、売却ではないことを明確にしている。
これは上記とは逆のパターンだ。エクソンモービル(XOM)はGEODEにより一部売却(Trim)されたが、同社の保有評価額は増加し、ポートフォリオにおける組入比率も0.71%%から1.00%%へと上昇した。同期間の株価上昇が「売却した株数」を上回ったためである。同社はこれを「shares were trimmed, but the dollar value rose because the stock price gained more than the trimmed shares were worth — NOT a buy」と注記しており、リバランスの実態を説明している。
組入比率の増加幅で見ると、アプライド・マテリアルズ(AMAT)が目立つ。AMATは積極的な買い増し(Add)により評価額が+$2.71B増加し、組入比率も0.29%%から0.47%%へと上昇した。半導体製造装置セクターへの強気姿勢が明確に表れている。
GEODEのポートフォリオ回転率(Turnover Ratio)は前期の0.106から今期は0.139へと上昇した。その背景には、ハイテク株の急落に対応した買い増しと、エネルギー株(XOM)やヘルスケア株(MRK)の一部売却が同じ四半期内に実行されたことがある。保有銘柄数も4,469から4,513へと微増しており、市場変動の中でアクティブなリバランスが行われたことがわかる。
GEODEの今期の行動は、短期的な株価下落に動揺してポジションを手放すのではなく、長期テーマに沿って買い増すことでポートフォリオを強化する姿勢を改めて示している。ただし、13Fデータは四半期末のスナップショットであり、期末以降の取引や投資判断の全てを反映しているわけではない。