D. E. Shaw の2026年第1四半期13Fは、指数連動型のエクスポージャーから、より分散された個別銘柄・アルファ志向のポートフォリオへの明確なシフトを示している。保有銘柄数は3260から3311へ増加し、売買回転率は0.47935から0.537759へ上昇。その一方で、大型パッシブETFとメガキャップ株を大きく減らし、個別銘柄・債券・少数の新規ポジションへ資金を振り向けた。
- SPY:減らした。金額は -$2.64B と変動し、ポートフォリオ・ウェイトは 2.04% から 0.64% へ低下。今回の開示で最大の削減額。
- IVV:全売却。ポジションを完全に手放し、$804.8M を除外。
- NVDA:減らした。金額は -$1.81B と変動し、ウェイトは 3.10% から 2.31% へ。
- PLTR:減らした。金額は -$1.40B と変動し、ウェイトは 1.50% から 0.80% へ。
- MSFT:減らした。金額は -$929.7M と変動し、ウェイトは 2.16% から 1.81% へ。
- AMD:減らした。金額は -$1.06B と変動し、ウェイトは 1.39% から 0.89% へ。
- GOOG:買い増し。金額は +$1.10B と変動し、ウェイトは 0.50% から 1.21% へ。
- GOOGL:買い増し。金額は +$729.7M と変動し、ウェイトは 1.08% から 1.62% へ。
- AVGO:買い増し。金額は +$993.6M と変動し、ウェイトは 0.78% から 1.46% へ。
- TGT:買い増し。金額は +$847.1M と変動し、ウェイトは 0.19% から 0.72% へ。
- JPM:買い増し。金額は +$778.7M と変動し、ウェイトは 0.31% から 0.80% へ。
- NFLX:減らした。金額は -$838.8M と変動し、ウェイトは 0.83% から 0.40% へ。
- MCD:減らした。金額は -$610.6M と変動し、ウェイトは 0.40% から 0.07% へ。
- AXP:買い増し。金額は +$574.8M と変動し、ウェイトは 0.02% から 0.37% へ。
- MDB:減らした。金額は -$560.7M と変動し、ウェイトは 0.45% から 0.15% へ。
- SNDK:減らした。ドル建て金額は +$669.5M と変動し(ウェイトは 0.31% から 0.74% へ)、開示データの注記によれば、株式は実際に売却(real selling)されたが、売却した株式数を上回る株価上昇があったためドル建て金額は増加——NOT a buy。
- SOFI:買い増し。ドル建て金額は -$535.1M と変動し(ウェイトは 0.77% から 0.52% へ)、開示データの注記によれば、株式は実際に買い増し(real buying)されたが、買い増し分を上回る株価下落があったためドル建て金額は減少——NOT a sell。
- QQQ:新規取得。$432.9M で新規ポジションを構築し、ウェイトは 0.26%。
- ASML:買い増し。金額は +$459.4M と変動し、ウェイトは 0.15% から 0.44% へ。
- INTC:買い増し。金額は +$447.0M と変動し、ウェイトは 0.28% から 0.58% へ。
- MSTR 0 03-01-30:新規取得。$398.7M で新規ポジションを構築し、ウェイトは 0.24%。
- LITE 1.5 12-15-29:買い増し。金額は +$389.5M と変動し、ウェイトは 0.23% から 0.48% へ。
- WDC 3 11-15-28:減らした。ドル建て金額は +$384.0M と変動し(ウェイトは 0.39% から 0.66% へ)、開示データの注記によれば、株式は実際に売却(real selling)されたが、売却した株式数を上回る株価上昇があったためドル建て金額は増加——NOT a buy。
- CRWD:買い増し。金額は +$358.2M と変動し、ウェイトは 0.31% から 0.56% へ。
- BRK-B:減らした。金額は -$355.0M と変動し、ウェイトは 0.39% から 0.21% へ。
- CVNA:減らした。金額は -$336.6M と変動し、ウェイトは 0.27% から 0.09% へ。
- STX:買い増し。金額は +$333.8M と変動し、ウェイトは 0.21% から 0.43% へ。
SPYとIVVの削減こそが重要シグナルだ。Shawは現金化したのではなく、より広範な個別銘柄と債券に資金を振り向け、保有銘柄数は3260から3311へ増加し、売買回転率も0.47935から0.537759へ上昇した。これは、指数ベータを下げる代わりに、より多くの個別銘柄リスクを取る運用だ。
テック銘柄は撤退ではなくローテーションである。NVDA、PLTR、AMD、MSFT、NFLXは減らされた一方、GOOG、GOOGL、AVGO、ASML、INTCは買い増しされた、情報技術セクターのウェイトは0.3196から0.3146へ小幅低下したにすぎない。Shawは混み合ったモメンタム銘柄を高値で利食いし、同じセクター内の相対的な出遅れ銘柄を買っている。
セクター・ウェイトもこの方向性を裏付ける。情報技術は0.3146で依然最大、一般消費財は0.1559から0.1434へ低下、金融は0.1104から0.1154へ上昇、ヘルスケアは0.0989から0.1042へ上昇。HHIは0.00499から0.004432へ小幅低下し、ポートフォリオの集中度はほぼ横ばいだった。
主な結論
- 今回の開示は、パッシブ指数と混み合ったモメンタム銘柄から、個別銘柄と債券へのローテーションである。
- SNDK、SOFI、WDC 3 11-15-28 の金額方向と売買方向の不一致は価格変動によるもので、隠れた逆張りではない。actionフィールドが判断基準となる。
- リスクプロファイルの変化は緩やかだ——売買回転率は上昇し、モメンタム傾斜は0.022189から0.020533へ低下——情報技術が依然として中心だ。
D. E. Shaw & Co.の四半期ごとの保有内訳を詳しく見る(AlphaSMO)。