Berkshire Hathaway2026-Q1
四半期ごとに、大型機関投資家はSECに13F報告書を提出し、米国株の保有状況を開示することが義務付けられています。この記事では、バークシャー・ハサウェイの最新提出書類を例に、重要なデータの読み方と、数字の背後にある取引判断を解説します。
13F報告書が示すもの
13Fは、運用会社が四半期末時点で何を保有しているかを示すスナップショットです。各ポジションの時価評価額と株式数を記載します。今回の提出書類から、バークシャーのポートフォリオの多様性が縮小したことがわかります。保有銘柄数は42から29に減少し、回転率は0.093から0.2359に急上昇。資産のより大きな部分を積極的に組み替えたことを示しています。
新規ポジションと既存ポジションの見分け方actionフィールドは、運用会社の行動を正確に示します。new_buyは当四半期に新たに構築されたポジションを意味します。今回、バークシャーはデルタ航空(DAL)、アルファベットの議決権株式(GOOG)、メイシーズ(M)を新規に購入しました。DALはポートフォリオの1.01%、GOOGは0.39%を占めています。一方、addは既存ポジションへの買い増しを示し、GOOGL、NYT、LENなどが該当します。
一部売却(トリム)と完全売却の読み方trimは、運用会社が一部の株式を売却したがポジションを維持していることを意味します。BACは、前四半期の10.38%から9.52%にウエートが低下し、評価額は-$3.41B減少しました。sold_outは全株を売却したことを示し、Visa(V)やMastercard(MA)などが含まれます。
重要な注意点: トリムでも、ドルベースの評価額が必ずしも減少するとは限りません。DVAはトリムされたにもかかわらず、評価額は+$1.02B増加しています。提出書類の注記には次のようにあります:「株式は削減された(実際の売却)が、株価の上昇が削減分を上回ったため、ドル価値は上昇——買い付けではない」。行動と評価額の方向が逆の場合、必ず期間中の株価変動を確認しましょう。
売却の規模
バークシャーは今四半期、10を超えるポジションを閉じました。特筆すべき全売却銘柄には、アマゾン(AMZN)、ユナイテッドヘルス(UNH)、ドミノ・ピザ(DPZ)、チャーター・コミュニケーションズ(CHTR)などが含まれます。その結果、金融セクターのウエートは43.07%から36.42%に低下し、エネルギーは11.28%から13.26%に上昇しました。
ポートフォリオ全体の戦略
全体像は、運用会社が集中投資を行っていることを示しています。GOOGLのウエートは2.04%から5.93%に急増し、3倍になりました。テクノロジーとコミュニケーション・サービスの2セクターを合わせると、資産の約4分の1を占めます。同時に保有銘柄数は約3分の1減少し、ハーフィンダール指数(HHI)は0.1267から0.1185にわずかに低下し、集中度がやや和らいだことを示しています。バークシャーは最も確信度の高いアイデアに資金を集中させている。
| Ticker | Action | Value Change |
|---|---|---|
| GOOGL | Add | +$10.01B |
| BAC | Trim | -$3.41B |
| CVX | Trim | -$2.38B |
| DVA | Trim | +$1.02B (トリムだが株価上昇が減少分を相殺) |
| DAL | New Buy | 注目すべき変化 |
| GOOG | New Buy | 注目すべき変化 |
| NYT | Add | +$916.6M |
| LEN | Add | +$152.2M |
| STZ | Trim | -$1.70B |
| V | Sold Out | 注目すべき変化 |